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Soccer : Book :

龍時/野沢 尚


本屋で偶然手にしたサッカーを題材にした小説「龍時」。
サッカー小説の珍しさに引き寄せられ読み始めたが、はっきり言って、
今までサッカーを題材としたありとあらゆるモノの中で、一番リアリティーがあった。
漫画や映画では表現できないものが、小説にはあった。
それはプレーをイメージするということ事。試合中に頭の中でプレーをイメージする。
それと同じように、文章に駆り立てられ、頭の中で龍時のプレーをイメージする。
サッカーの試合中のイメージが自分の頭の中にリンクしていく。
有名プレーヤー達に揉まれながら、成長していく龍時に自分が乗り移り、
いつの間にか自分がプレーしているように引き込まれた。

僕が小中学校で思い描いていた夢が、この小説に描かれていた。
まさにこのようなプレーヤーになりたいと思っていた。
このようなサッカー人生を歩みたいと夢見ていた。
その夢がそのまま活字になって現れた。そんな感じだった。
この小説に出会えて本当に良かったと思う。
野沢 尚さんの急逝により、もう続きを読む事ができないが、
とても残念でならないが、僕はこの本を繰り返し読むことになると思う。

サッカーというものをやっていて、本当に良かったと思う。